コウモリシダ(蝙蝠羊歯)

ヒメシダ科 ヒメシダ属
Therypteris triphylla

森林の樹林下のやや湿り気のある所に多くみられる常緑の多年生。
・根茎は長く横走して疎らに分岐し、麟片は褐色、針先状卵形、先が鋭く尖り刺毛がある。
・葉柄は長さ15〜40cmで胞子葉はもっと長くなる。
・葉は根茎から疎らに出て、葉身は単羽状、栄養葉と胞子葉の二形となる。
・頂羽片は披針形〜長楕円状披針形、先が鋭く尖り基部は楔形〜円形、辺縁は波状鋸歯縁。先が尖る。
・側羽片は通常1〜3対で頂羽片に比べて小さいがヒトツバコウモリシダ程ではない。 他にはホソバコウモリシダと、エラブコウモリシダオオコウモリシダがあります。

中肋が下面に突出し、葉脈は20対以上で斜上し、細脈が間を通り規則正しい平行四辺形の
網目を作り、その中に1個の遊離脈がある。葉脈上には細毛を密布する。
2012.4.15

胞子葉。
2012.4.15

ソーラスは包膜を持たず、円形〜楕円形で1〜3個連結した小脈状につく。
2012.5.5

国頭村 07.12.9
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