ヒトツバコウモリシダ(一つ葉蝙蝠羊歯)

ヒメシダ科 ヒメシダ属
Thelypteris simplex


林下に生える長さ15〜20cmの常緑シダ。根茎は長く横走し、径3mm、麟片がある。葉柄は長さ10〜30cm、 葉は通常単葉、でやや二形。まれに3出葉。葉は長楕円披針形〜長楕円形。頂羽片の基部はヒトツバコウモリシダでは円形から切形、 コウモリシダでは頂羽片の基部が広い楔形。葉の毛は星状毛。葉脈は規則正しい平行四辺形の網目を作り、連結脈は切れる事もある。 胞子嚢群は連結した小脈につき、三日月形、包膜はなく胞子嚢には鉤型の毛がある。ブログ2012.10.29
分布は琉球列島、中国南部、台湾、ベトナム、インド。



西表島 2010.6.5

側羽片がとても小さい


山地の渓流が近い斜面にこの様な群生が見られる事がある。
国頭村 2014.3.13

国頭村 2014.3.13

側羽片が発達する個体もあり形態的にはコウモリシダと連続するように見える個体もある。
国頭村 2014.3.13

葉脈は規則正しい平行四辺形の網目を作り、連結脈は切れる事もある。
国頭村 2014.3.13

国頭村 2014.3.13

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