サツマイナモリ(薩摩稲森)

アカネ科 サツマイナモリ属
 Ophiorrhiza japonica


山地林下の湿った所、渓流沿い等でもみられる常緑多年草。茎は分岐し、高さ15〜50cm、基部は時に木質化して亜低木状になるものがある。 葉は対生、狭卵形〜卵状披針形、長さ3〜15cm、先は鋭く尖り、基部はくさび形。 集散花序は頂生し、白い花を通常7〜20個つける。花は白色で短い柄があり、顎は鐘形、長さ1〜2mm、裂片は5個で3角形、花冠は漏斗状で 長さ1〜1.5cm、裂片は5裂する。
分布は本州・四国・九州・沖縄。開花は10〜5月。


この仲間は他にリュウキュウイナモリチャボイナモリ
アマミイナモリナガバイナモリ等がある。

国頭村 2012.1.21

黒い葯は雄しべ、右側は雌しべ
国頭村 2012.1.21


大宜味村 2016.2.12

清楚な白い小さな花に山道で出会うと心が和みます。
これはやんばるの、もうすぐダムになってしまう渓流で、出会いました。
(左)大宜味村 2004.3.14    (右)2005.2.12

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