トクサバモクマオウ(木賊葉木麻黄)
トキワギリョウ
モクマオウ科 モクマオウ属
Casuarina equisetifolia

高さ7〜10mの常緑高木。雌雄同株。若枝には灰白色の毛が密生し、のち無毛となる。 枝につくは葉は線形で7(6〜8)個が輪生し、株は茎と合着し、上半部は離生して反曲する。葉状枝はふつう緑褐色、 先端が垂れ下がり、長さ10〜27cm、節間は長さ3〜8mm縦に溝が走る。
普通枝の基部に雌花序、先端に雄花がつく。雌花は球形で長さ約4mm、赤色の花柱が細く伸びる。雄花序は狭円筒形、 長さ7〜20mm、幅約2mm。集合果は3年目に熟し、褐色、無毛、楕円形〜球状楕円形、長さ12〜25mm、幅10〜20mm。 果実は淡褐色、ごく扁平な倒卵状楕円形で長さ5〜8mm、上半分は翼となる。
分布はオーストラリア、マレーシア原産、沖縄。花期は4〜6月。よく似るものに カニンガムモクマオウがある。

琉球では防風林として植えられ、野生化している。
恩納村 2022.2.24

恩納村 (左)2022.2.24 (右)2022.3.9

(左上)節間は普通4〜7mm。(左下)正面から見ると普通3個の稜と鱗片葉が見える。
(右上)節の鱗片葉の先は尖る(この画像のものは7個)(右下)葉の溝の上部には短毛が生える。
恩納村 2022.3.9

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