ヤエヤマカンアオイ(八重山寒葵)

ウマノスズクサ科 カンアオイ属
Asarum yaeyamense


低山地の常緑広葉樹林下に生える多年草。葉柄は長さ13cm、葉は卵形で大きく長さ10〜20cm、幅8〜13cm、 基部は心形で先は尖り、表面に艶があり、無毛、雲紋状に斑が入る。
花は萼筒は基部が広がった台形状の筒形で長さ10〜15mm、径10〜13mm。上部がわずかにくびれ、 外側は短毛で覆われる。萼筒入口には口環があり、その周りも板状の隆起で囲まれる。 萼筒内側は格子状の隆起線がある。萼裂片はうねりながら斜開〜開出し、表面には赤褐色〜緑褐色の皺がある。
日本固有種で西表島のみに分布する。開花は12〜3月。


西表島 2009.4.25

西表島 2007.2.18

花のアップ。インパクトがありますね。花のように見えるのは花弁ではなく3枚のがく片。
西表島 2007.2.18


西表島 2012.2.6

トップへ戻る

inserted by FC2 system