水辺の縁、湿地や水田の畔に生える多年生草本。稈は多少束生し、高さ30〜80cmで匐枝が出る。 葉は線状長楕円形、長さ4〜8cm、幅3〜7mm、先は次第に尖り、葉舌は列状。鞘はやや短く平滑。 円錐花序は長さ3〜13cm、広卵形〜卵形。枝はやや細く、疎らに開出し、上半部に疎らに小穂をつけ、柄には淡黄色の1腺点がある。 小穂は円頭、長さ2〜2.2mm、淡緑色又は帯紫緑色でやや光沢がある。包穎は広卵形、厚く鈍頭、淡緑色または緑紫色。護穎は包穎よりやや長く革質。 果実は倒卵形、光沢があり暗灰色、長さ1.2mm。 分布は北海道西南部〜沖縄。 |