低地のやや湿り気のある林下に生える高さ50〜100cmの多年生草。
茎が直立または少し斜上に伸び、初め荒毛があるが後に無毛となる。
葉は対生で葉紙質、卵状披針形、卵形、披針形で長さ10〜20cm、幅5〜10cmで先は鋭く尖る、縁には鋸歯がある。葉腋に穂状花序を作り
小さな淡黄白色の花を多数付ける。上部に雌花序、下部に雄花序が付く雌雄同株。基本種の本州や琉球に自生するナガバヤブマオ(3倍体で無融合生殖)に比べて、
痩果や宿存花被、花柱が短く、2倍体で有性生殖を行う。 分布は南九州、奄美、徳之島、沖縄各島。開花は7〜10月。 |