スズメノカタビラ(雀の帷子)

イネ科 イチゴツナギ属
Poa annua

日当たりの良い草地、荒地、民家の周辺、公園など至る所でみられる1〜2年草。
稈は束生し、匍匐はしない。軟らかく高さは8〜25cm。
葉身は緑色で無毛、長さ2〜10cm、葉先は内側に窪んでボート形となる。葉鞘は白緑色で葉身より短い。葉舌は高さ2〜5mm、白くて目立つ。
花序は長さ3〜5cm、花序枝は無毛、平滑。小穂は3〜5小花からなり、長卵形、扁平、長さ3.5〜5mm。内頴は護頴よりやや小さい。 包穎は1〜3脈があり。 護衛は淡緑色、しばしば赤紫色を帯びる事がある。両側の竜骨部はざらつかず、軟毛が並んで生える。 雄しべは3個、葯は長さ0.8mm内外。先端の小穂は雌花になる事がある。
分布は日本全土、開花は2〜11月(沖縄では4〜5月に花が見られる事が多い。)

本部町 2014.3.2

花序の枝はざらつかない。
浦添市 2020.4.25

(左)葉先は内側に窪んでボート形となる。(中)葉舌は高さ2〜5mm、白くて目立つ。(右)花序枝は無毛、平滑。
浦添市 2020.4.25

本部町 2021.5.6

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