ソナレムグラ(磯馴れ葎)
シマソナレムグラ

アカネ科 シマザクラ属(フタバムグラ属)
Hedyotis strigulosa var. parvifolia

海岸の岩場に自生する無毛の多年生草本。草丈は5〜20cm。茎は基部から多数分岐して四方に散開する。
葉は対生で多肉質、光沢があり、倒卵形〜狭倒卵形、長楕円形、長さ0.5〜3p、幅0.3〜1.5cm、鋭頭または鈍頭、基部はやや狭くなり葉柄に流れる。 托葉は三角形、鋭尖頭、長さ0.5〜1.5mm、
集散花序は上部の枝先や葉腋につき、苞は線形〜三角形、花柄は1〜3mm。萼筒は鐘形で長さ3mm位、萼裂片は三角形〜卵形で鈍頭、花冠は白色〜淡紅色、 花筒の長さ1.5〜2mm、先は4裂し、花喉部に細毛がある。
刮ハは倒卵状球形、先に4個の萼裂片が残り、径4〜5mm。
分布は本州(関東)〜九州、琉球各島、朝鮮、台湾、中国、フィリピン、インド、ミクロネシア。開花は周年。

この仲間は他にシマソナレムグラ(宮古、石垣、西表、与那国、台湾、フリピン)  オオソナレムグラ(大東諸島)がある。



花冠は白色〜淡紅色、先は4裂し、花喉部に細毛がある。

糸満市 2012.12.17


花序柄は沖縄の物は花序柄が県外の物より長く3p位になるものや、
短いものもあり場所や季節でも変化があった。別名にナガエソナレムグラとついている。

(左)うるま市 2022.10.26(右)八重瀬町 2023.10.19

(左)花柄は1〜3mm、萼筒は鐘形、長さ1.5〜3mm、萼裂片は三角形〜卵形で鈍頭。
(右)葉は対生で多肉質、光沢があり、倒卵形〜狭倒卵形、長楕円形。
うるま市 2022.10.26

(左)花喉部に細毛がある。(中)托葉は三角形、鋭尖頭、長さ0.5〜1.5mm。(右)刮ハは倒卵状球形、先に4個の萼裂片が残り、径4〜5mm。
うるま市 2023.12.17

托葉の長さにも変化が見られた。
うるま市 2023.9.18



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