シンクリノイガ(新栗の毬)

イネ科 クリノイガ属 
Cenchrus echinatus

海岸近くの荒地、草地に生える1年草。稈は屈曲又は横たわる基部から立ち上がり、高さ15〜40cmになる。
葉身は平らか又はやや内側に巻き、無毛またはやや有毛、長さ5〜20cm、幅3〜5mm、葉鞘はやや扁平、口部とへりにだけ白毛があり、葉舌には長さ1〜2mmの毛が生える。
稈の先につく長さ3〜10cmの花序にはやや疎らに総包が着き、花序の中軸が見える。総包は長さ5-6mm、表面にはやや長い白色軟毛密生する。総包は広卵形、幅は刺を除いて5〜6mm、淡緑色で一部紫色に染まり、前面に下向きの短毛が密生、上半部は数個の裂片に分かれ、裂片は長三角形で先が刺状にとがる。
分布は本州(関東地方以西)、小笠原諸島、四国、九州、沖縄   熱帯アメリカ原産より帰化している。

名護市 2013.11.30



海岸近くの荒れ地、草地で見かける事が多い。
名護市 2013.11.30

(左)葉鞘はやや扁平、口部とへりにだけ白毛があり、葉舌には長さ1〜2mmの毛が生える。 (中・右)小穂。
名護市 2013.11.30

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