セイバンモロコシ(西蕃蜀黍)

イネ科 モロコシ属
Sorghum halepense var. pinquum 

荒れ地に生える大型の多年草。根茎は地中を深く横走する。
稈は束生し、高さ0.5〜2mにに達し、節部に白短毛があり、 茎の径は基部で1cmにもなる。
葉身は長さ20〜40cm、幅は1〜3cm、基部を除き無毛、扁平で中肋は幅広く辺縁はザラつく。
円錐花序は複生し、長さ20〜50cm、通常円錐形で多数の輪生する枝を出し、その上半部に小穂が集まってつく。小穂は有柄のものと 無柄のものが対になってつく。

ヨーロッパの地中海地域の原産で世界の亜熱帯〜温帯にかけて広く帰化している。
日本には1945年前後に関東地方で見いだされその後東北以南の 各地に広がっている。
名護市 2015.6.20

葉の中肋は白く、辺縁はザラつく。円錐花序は長さ20〜40cm。
名護市 2015.6.20

穂状花序は1〜3(5〜7)対の小穂からなる。
名護市 2015.6.20

小穂は有柄のものと無柄のものが対になってつく。
名護市 2015.6.20

葉鞘の口部、葉舌は白い短毛がある。稈は単一まれに分岐。
名護市 2015.6.20

小穂は緑色、又は赤紫色。無柄の両性花の先に芒がある。
名護市 2015.6.20

小穂は1個の無柄の両性花と2個の有柄の雄花の3個からなる。
名護市 2015.6.20


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