パラグラス

イネ科 ブラキアリア属 
Brachiaria mutica

熱帯アフリカ原産の多年生草本。牧草として栽培されるが各所に逸出している。
茎は高さ2〜6m、基部は長く這い、節から根を下ろし、その後斜上、直立する。
葉は長さ10〜45cm、幅10〜20mm、無毛で縁はざらつく、葉舌は小さく縁は有毛、節に長い白毛が密生する。
茎頂の円錐花序は長さ15〜30cm、花軸の節から長さ3〜10cmの枝を出し、小穂を基部から先まで密につける。 小穂は1小花からなり、楕円形、長さ3mm、微凸端、淡い緑色〜紫色。第一包穎は卵状三角形で長さ小穂の約1/3。
沖縄では畑の周辺から荒地、草地で普通にみられ、世界の熱帯、亜熱帯の湿潤地帯に多く見られる。花期は9〜11月。
(属名、学名は日本帰化植物図鑑に従った。)

浦添市 2021.10.25

浦添市 2021.10.25

(左)葉舌は小さく縁は有毛、節に長い白毛が密生する。(中・右)小穂は1小花からなり、第一包穎は卵状三角形で長さ小穂の約1/3。
浦添市 2021.10.25

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