オオヌカキビ(大糠黍)

イネ科 キビ属 
Panicum paludosum

湿地、水田の畔等に生える多年草。稈は高さ、50〜100cm。
下部は水上に浮かぶか、泥土中に下根し、軟質、径1pに及ぶものもある。
葉は長さ15〜20cm、幅1.5cm程度、鋭尖頭、縁はざらつく。葉舌は長さ2mm程度の不揃いな白毛がある。
円錐花序は最上部の鞘からわずかに出て散開し、長さ20〜30cm。枝は通常互生、時に輪生し基部からさらに分岐する。 小穂は長楕円状披針形で長さ3.5〜4mm、先は尖り、緑色。第一包穎は1mm程度、第二包穎と第一小花の護穎はほぼ同長、 第二小花の護穎は無毛平滑で2.5mm程度となる。
分布は沖縄県、台湾、熱帯アジア、オーストラリア。開花は6〜7月。

金武村 2021.7.10

金武村 2021.7.10

(左)稈の基部は節から下根する。(右)花序枝は上向きに小突起がありざらつく。
金武村 2021.7.10

(左、中)葉舌は長さ2mm程度の不揃いな白毛がある。
金武村 2021.7.10

(左)小穂は長楕円状披針形で長さ3.5〜4mm、先は尖り、緑色。
(右)第一包穎は1mm程度、第二包穎と第一小花の護穎はほぼ同長、 第二小花の護穎は無毛平滑で2.5mm程度。
金武村 2021.7.10

トップへ戻る



inserted by FC2 system