各所の荒地、草地に生える1年草。稈は束生し高さは15〜60cm、わずかに扁平。 葉は中央脈に沿って2つ折れとなり、長さ15〜40cm、幅3〜7mm、先は鈍く尖り、基部のヘリに疎らな長毛がある。 葉鞘は左右から扁平で背は竜骨となり、稈を抱く。 葉舌は高さ1mm以上、上部のへりには毛状の細い細い歯が並ぶ。 穂状花序は2〜7個程稈頂に集まってつき、長さ7〜15cm、幅3〜4mm、小穂は花序軸の下側に交互に2列につき、緑色、扁平、長さ4〜6mm、4〜5個の小花からなる。 第一包穎は長さ1.5〜2mm、1脈、第二包穎は長さ2.5〜3mmで中央脈に沿って2〜数本の脈がある。護衛は長さ3〜3.5mm、1脈、背は竜骨がある。 内穎は護穎よりやや短く、2竜骨がある。葯は長さ0.7mm、果実は長さ1.5mm、種子の表面には横しわが目立つ。 分布は日本全土、世界の暖帯〜熱帯に広がる。開花は8〜10月。(参照:日本イネ科植物図譜) |