オガサワラスズメノヒエ
(小笠原雀の稗)
イネ科 スズメンヒエ属
Paspalum conjugatum
日当りの良い草地に生える軟弱な多年生草本。稈は細く、根茎の節部から上向し、高さ30〜60cm。
根茎は硬く、地面を長く横走し、節部から根を出す。葉は柔らかく扁平、長さ8〜12cm、幅5〜15mm、無毛、鞘の縁と口部に縁毛がある。 総は通常2個、たまに数個、2叉状に対生して細長く開出し、長さ8〜12cm。小穂は卵形、淡黄色、長さ1.4〜1.8mm、辺縁に長い絹毛がある。
分布は琉球、小笠原。熱帯アメリカ原産の帰化植物。開花は6〜7月。
国頭村 2015.7.13
(左)総は通常2個、始めV字形でその後開出する。(中)小穂は瓦列し、卵形、淡黄色。
国頭村 2015.7.13
(左)、鞘の縁と口部に縁毛がある。(中)草丈は画像のもので30cm程度。(右)小穂は卵形、淡黄色、長さ1.4〜1.8mm、辺縁に長い絹毛がある。
国頭村 2015.7.13
トップへ戻る