海岸近くの低地や丘等に生える多年草。根茎は短く、叢生し、高さ1m内外になる。 葉は線形で幅3〜5mm、稈はやや硬く平滑で短く分岐し、多数の分花序つけ、長さ20〜40cmの円柱形の小穂を作る。 分花序に2個づつ付く総は長さ1.5〜2cmで粉白味のある緑色又は赤紫色を帯びる。 総の最下の一対の小穂は同形で雄性、その上に有柄と無柄の小穂が対をなしてつく。無柄小穂は両性で第一包頴は広披針形、長さ5〜6mm、 第2小花の護頴の芒は完全で長さ約1cm、有柄小穂はやや小さい雄性で芒はない。 分布は本州〜琉球、小笠原。開花8〜12月。ブログ2013.12.20 |
(下)花序の一部 葉鞘の中から枝が出て分枝して、その先の包鞘から180度前後に開いた 1対の総が出る。↓ |