ノカラムシ(野茎蒸)
イラクサ科
Boehmeria nivea Gaudieh f viridula Hatusima
林縁に見られる低木。茎は直立または斜上して高さは1〜2m、短毛が密にあり、褐色で若い枝は緑色。
葉は互生し広卵形、長さ10〜15cm、幅6〜8cm、先は鋭く尖り、基部は切形、鋸歯縁、葉脈が沈んで皺状になる。表面は緑色、下面は銀灰白色で綿毛は見えない。
葉腋に出来る花序は下垂する円錐花序。雄花の花被は3〜5裂、雄しべは3〜5個。雌花の花被は筒状。
和名のノカラムシは茎を蒸して皮を剥ぎ取り繊維を取ったことに由来する。宮古上布の原料。
分布は琉球列島。開花は5〜10月。
雌花
名護市 2008.9.20
雌花
(左)名護市 2009.8.29 (右)国頭村 2016.9.9
雌株
国頭村 2016.9.9
雄株 花粉が一気に噴き出ていて、これが花粉症の原因になるらしい。
国頭村 2016.9.9
国頭村 2016.9.9
名護市 2021.10.21
トップへ戻る