ネズミノオ(鼠の尾)

イネ科 ネズミノオ属 
Sporobolus fertilis

日当りの良い路傍や草地、荒れ地などに生育する高さ30〜70cmの多年草。株立になり、根は長く強靭。全株無毛。
葉は線形、軽く内巻にになり長さ20〜60cm。厚くて光沢があり中央脈に沿って折れ、へりは内側に巻く。葉鞘口部に束毛があり、葉舌は短毛の列となる。
円錐花序は細長い穂状となり、長さ20〜30cm、淡鉛緑色で直立する。小穂は短柄があり、1小花からなり、披針形、光沢があり長さ2〜2.5mm。 第一包頴は鈍頭で小穂の1/4、第包穎は小穂の1/2〜2/3に達し、細い不明瞭な1脈がある。護穎は長さ2〜2.2mm、1脈、内穎は護穎と同長で2竜骨がある。 雄しべは3個、葯は淡黄色、果実は長さ1.2mm、赤褐色に熟する。 分布は本州〜沖縄、台湾、中国。花期は9〜10月。沖縄ではよく似るムムラサキネズミノオの方が多く見られる。

国頭村 2016.5.13

小穂は短柄があり、1小花からなり、披針形、光沢がある。
国頭村 2016.5.13

宜野湾市 2024.7.11

宜野湾市 2024.7.11

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