荒地、路傍、公園等に生える多年生草本。稈は高さ50〜150cm、径3〜5mm、節部は無毛または有毛。 葉は狭線形、長さ20〜30cm、幅5〜10mm、扁平、鋭尖頭。基部は有毛。葉鞘の口部は有毛、葉舌は短く切形。 円錐花序は狭円錐状で長さ9〜15cm、紫褐色、軸と枝は無毛。枝は単一又は基部に1〜2個の小枝を生ずる。 小穂は有柄と無柄が1対になり、無柄小穂は長さ3mm程度、長楕円形〜倒披針形、約1cmの芒があり、中央部以下に長白毛があり、第一包頴の 背面中央部に1個の凹点がある。有柄小穂は退化的で芒もない。 分布は沖縄島、宮古島、石垣島、西表島、台湾、華南、ヒマラヤ、インドシナ、マレーシア、インド、オーストラリア。 花期は10〜11月が良く、群生が見られるが、路傍では周年。よく似るものにアイダガヤがある。 |