モンツキガヤ

イネ科 ヒメアブラススキ属
Bothriochloa glabra

荒地、路傍、公園等に生える多年生草本。稈は高さ50〜150cm、径3〜5mm、節部は無毛または有毛。
葉は狭線形、長さ20〜30cm、幅5〜10mm、扁平、鋭尖頭。基部は有毛。葉鞘の口部は有毛、葉舌は短く切形。
円錐花序は狭円錐状で長さ9〜15cm、紫褐色、軸と枝は無毛。枝は単一又は基部に1〜2個の小枝を生ずる。 小穂は有柄と無柄が1対になり、無柄小穂は長さ3mm程度、長楕円形〜倒披針形、約1cmの芒があり、中央部以下に長白毛があり、第一包頴の 背面中央部に1個の凹点がある。有柄小穂は退化的で芒もない。
分布は沖縄島、宮古島、石垣島、西表島、台湾、華南、ヒマラヤ、インドシナ、マレーシア、インド、オーストラリア。 花期は10〜11月が良く、群生が見られるが、路傍では周年。よく似るものにアイダガヤがある。


本部町 2016.10.11

本部町 2016.10.11

本部町 2016.10.11

本部町 2020.5.28

本部町 2020.10.25

浦添市 2020.11.3

(右)円錐花序の軸と枝は無毛。枝は単一又は基部に1〜2個の小枝を生ずる。
(左・中)本部町 2020.5.7 (右)東村 2020.11.4

葉裏に疎らに毛があるタイプ。稈の節部は有毛。葉舌は短く切形。
本部町 2020.5.7


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