クロイワザサ(黒岩笹)

イネ科 クロイワザ属
Thuarea involuta

海辺の砂浜の中に良く見かける匍伏性多年生草本。匐枝は節で下根し、長さ1m以上になる事がある。
稈は立上がり高さ10cm位。葉は線状長楕円形、長さ2〜5cm、扁平で鮮緑色、先は鋭く尖り、無毛、又は絹毛がある。 鞘は広く絹毛があり、葉舌は有毛。
穂状花序は単一の総からなり、長さ1〜2cm程度、小穂は長さ4.4〜4.9mm。下部は雌または両性小穂、上部には雄性小穂をつける。 頴は鈍頭で縁に毛があり、第一頴は微小、第二頴は卵状長楕円形で5脈を有し、端はひげ毛がある。
分布はトカラ列島以南。沖縄、小笠原、台湾、中国南部、他旧世界の熱帯地方。開花は4〜12月。

大宜味村 2007.9.23

大宜味村 2014.10.2


←穂状花序は単一の総からなり、小穂は長さ4.4〜4.9mm。
下部は雌または両性小穂、上部には雄性小穂をつける。


↓スナヅルに絡まって花を咲かせる。
名護市 2021.10.14


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