コウガイゼキショウ(笄石菖)

イグサ科 イグサ属
Juncus prismatocarpus

低地の湿地に生える多年草。根茎の節間はごく短い。茎は扁平でごく狭い翼があり、幅1〜2mm、高さ30〜40cm。
茎葉は3〜4個、扁平で柔らかく、時に剣状線形になり、長さ10〜17cm、多管質で幅2〜3mm、葉耳は小型。
頭花は多数つき、凹状集散花序になり、4〜7個の頭花からなる。花被片は線状披針形で先が長く尖り、内花被片とも長さ4〜5mm。 雄しべは3本、葯はは花糸より短い。
刮ハは褐色3稜あり、先は尖り、花被片と同長かやや長い。種子は倒卵形で褐色、鉄さび色、 長さ0.6mm内外。
分布は北海道〜琉球、朝鮮半島、中国、インド、ヒマラヤ、シベリヤ東部、カムチャッカ。開花は6〜7月。

国頭村 2013.3.23

(左)葉は扁平で柔らかく、時に剣状線形になる。(中)凹状集散花序に、4〜7個の頭花からなる。(右)茎(画像の中央)に小さい翼が ある。
国頭村 (左・中)2013.3.23 (右)2014.1.21

根茎は這わないが、横に倒れた茎の節から根を出し増える。草丈は20cm。高さこの標本で25cm。
国頭村 2013.3.23

刮ハは褐色3稜あり、先は尖り、花被片と同長かやや長い。
国頭村 2014.11

種子は倒卵形で褐色、鉄さび色、長さ0.6mm内外。
国頭村 2014.11

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