コブナグサ(子鮒草)

イネ科 コブナグサ属 
Arthraxon hispidus

休耕田や路傍、草地等に生える1年草。根は地表を這い、節から下根し、先で枝を直立して高さ20〜50cmになる。
葉は長さ2〜6cm、幅1〜2cm、基部は心形で稈を抱き、縁には硬い毛が疎らに生え、大きく波打つ。葉鞘は短く縁に毛が列生。 葉舌は高さ1〜2mm、へりは裂けて毛状の裂片となる。
花序は手のひら状に出た3〜15本の総からなり、長さ3〜5cm。無柄小穂は淡緑色又は紫色、披針形で長さ3〜8mm、剛毛がある。 第一小穂は退化して小さな鱗片状になっている。第二小穂は長さ4〜6mm、包頴は2個とも小穂と同長、第一包頴には5〜7脈がある。 第一小花は無性、第二小花は両性。芒は有るものと、無いものがある。
分布は北海道〜琉球、アジアの熱帯に広く分布する。開花は9〜11月。

名護市 2021.11.24

(左)花序は手のひら状に出た3〜15本の総からなる。(中・右)葉の基部は心形で稈を抱き、縁には硬い毛が疎らに生え、大きく波打つ。
国頭村 国頭村 2020.11.8

国頭村 2020.11.8

第一小穂は退化して小さな鱗片状になっている
国頭村 2020.11.8

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