水田や放棄水田、路傍、荒れ地等に生える一年草。稈は束生し、直立、斜上して高さ80〜120cmになる。
葉は線形、無毛、長さ30〜50cm、幅1〜2cm、辺縁は僅かに硬化する。葉鞘は無毛、時に疎らに毛があり、葉舌は無毛。 円錐花序は長さ10〜25cm、上方では密に、下方では疎らに分枝し、枝上には短柄のある小穂が花軸の下側に密生する。 小穂は長さ3〜4mmで卵形、時に長い芒をもつものもあり、脈上に刺毛がある。第一包穎は長さ小穂の1/3内外、第二包穎は 小穂とほぼ同長で短芒があり、小花の護穎は小穂の平らな面を覆い、中央脈は普通数mmの芒があり、第二小花の護穎は長さ3〜3.5mm。 葯は長さ1mm。 分布は日本全土、世界の暖温帯から熱帯に広く分布する。開花は7〜11月。 |