路傍、草地に生えるやや群生する多年生草。茎は高さ30〜50cmで節には斜上する短毛が密生する。
葉は長さ7〜15cm程度、幅2〜4mm、基部は有毛、葉裏も疎らに有毛。葉鞘は平滑、無毛、葉舌は膜状で上縁は短毛列状。 花序は長さ5〜8cmの穂状花序で短い中軸に5本程度の総を亜掌状につけ、結実すると軸の節が切れて脱落する。 小穂は有柄と無柄の物が対となり、無柄小穂の第一小花は不稔、第二小花は稔性をもち屈曲した長い芒がある。 有柄小穂は不稔で芒がなく、柄の両側縁に斜上する半透明の白い直毛が1列に並び、柄には縦中央に溝がある。 分布は華南、ネパール、ミャンマー、インドネシア、マレーシア、パキスタン、フィリピン、アフリカ、太平洋諸島。戦後沖縄島に帰化した。開花は11〜5月。(参考:日本の野生植物検索表、日本帰化植物写真図鑑、南のイネ科) |