ヘンリーメヒシバ(ヘンリー雌日芝)
ナンゴクメヒシバ

イネ科  メヒシバ属
Digitaria henryi Rendle

海岸近くの草地に生える多年草。根茎は短く、稈は細く、無毛、基部には旧年の枯死した葉が残り、草丈は10〜20cm。
稈は下方は匍匐し、節部から根を下ろして広がる。
葉は扁平で長さ4〜7cm、幅3〜5mm、基部に疎らに長毛がある他は無毛。葉舌は高さ1.5〜2mm。葉鞘は平滑、無毛。
花序の総は3〜6個が中軸の上に束生し、直立して、開花するも開出する事はなく、淡緑色、長さ5〜8cm。総の花軸は扁平でへりには多くの小刺針が並びざらつく。 小穂は広披針形、長さ2.2〜2.5mmで長毛が多い。第一包穎は微細で三角形、無毛、第二包穎は小穂の1/2〜2/3長、下方(不稔)小花の護衛は小穂と同長、 7〜5脈あり、上面は無毛、左右両側に白毛が多い。上方(稔性)小花の護衛はやや革質で淡色、内穎と共に果実を抱く。
分布は九州(薩摩・大隅半島)、台湾、中国南部、ハワイ。開花は8〜10月。

うるま市 2023.9.25

うるま市 2023.9.25

(左・中)花序の総は3〜6個が中軸の上に束生し、直立して、開花するも開出する事はない。(右)総の花軸は扁平でへりには多くの小刺針が並びざらつく。
うるま市 2023.9.25

うるま市 2023.9.25

(左)稈の基部には旧年の枯死した葉が残り、草丈は10〜20cm。
花序の総は3〜6個が中軸の上に束生し、直立して、開花するも
開出する事はない。


うるま市 2023.9.25
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