ハテルマカズラ(波照間葛)
(ケコンペイトウグサ、ハテルマラセンソウ)

アオイ科 ラセンソウ属 
Triumfetta procumbens

海岸に生える常緑低木。茎は地を這い、節から下根して広がる。茎は全体に白色の星状毛が密生し灰褐色。
葉は互生し、托葉は線形で長さ3〜4mm、粗毛を散生する。葉身は広卵形〜卵円形、ときに浅く3裂し、鈍頭、基部は円形〜浅心形、 長さ1〜3cm、幅1〜4cm、やや鈍い鋸歯縁、表面は星状毛を散生し、裏面は星状毛を密生して灰白色。
花は葉腋に長さ1〜2cmの花序を出し、1〜3個つく。苞葉は2〜3枚、萼片は5枚、広披針形、花弁は黄色で5個、倒長卵形で先は丸く、 長さ8〜10mm。果実は球形で径1.2〜1.5cm、全面に多数の刺がある。
分布は小笠原、琉球(慶良間列島、先島諸島)インド洋、マレーシア、ポリネシア、ミクロネシア。開花は3〜9月。

宮古島 2021.3.15

宮古島 2021.3.15

宮古島 2021.3.15

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