海岸の砂地に生える多年草。硬くて長い匍ふく枝を伸ばし、その先に芽と根をつけて広がる 稈は直立、又は斜上し、高さ15〜40cm。 葉は線形で内巻きし、長さ5〜12cm、幅3.5mm、無毛又は葉鞘の口部付近に疎らな毛がある。 葉舌は高さ0.5〜1mm、へりは細かく裂けて短毛の列となる。 穂状花序は円柱形で長さ5〜15cm、花軸は節ごとにくの字に曲がり、 熟すると中軸の関節が折れて、小穂と共に脱落する。小穂は長さ7〜15mm。 分布は九州南端(佐多岬他)〜琉球。開花は10月。 |
(中)葉鞘の口部付近に疎らな毛がある。
(右)頂上の小穂だけがほぼ同長の2包頴 |