ハイヌメリ(這い滑り)
ハイヌメリグサ

イネ科 ヌメリグサ属 
Sacciolepis indica

日当りの良い湿地に生える1年草。稈の基部は時に分岐し、やや這い、斜上し、高さ10〜40cm。
葉は柔らかく、広線形、長さ4〜10cm、幅2〜4mm、平滑で無毛。葉舌は高さ0.5mmほど。葉鞘も平滑、無毛。
花序は円錐花序で直立、小穂を密生して円柱状、長さ1〜6cm、幅4〜6mm、淡緑色。小穂は長さ3〜3.5mm、 無毛又は白色の硬い毛が疎らに生える。第一包頴は卵形で、長さは小穂のほぼ1/2、ほぼ5脈、基部は小穂の基部を抱く。 第二包頴は小穂と同長、成熟するにつれて背面にふくれれ出して、小穂全体がやや湾曲するようになる。 第一小花は退化し、第二小花は両性。第一護頴は小穂よりわずかに短く、第二包頴とほぼ同形。
分布は本州〜琉球。朝鮮半島、中国南部、台湾、マレーシア、インド、オーストラリア。

大宜味村 2020.6.14

花序は円錐花序で直立、小穂を密生して円柱状。
大宜味村 2020.6.14

(左)稈は基部で分岐しやや這い、斜上する。(右)葉舌は高さ0.5mmほど。
大宜味村 2020.6.14

成熟するにつれて背面にふくれれ出して、小穂全体がやや湾曲するようになる。
大宜味村 2020.6.14

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