ギョクシンカ (玉心花)

アカネ科 ギョクシンカ属
Tarenna kotoensis

低地から山地の林縁に見られる高さは1.5〜3mの常緑低木。幹は疎らに分岐し、小枝は灰褐色でやや扁4稜形で粗毛を散生する。 葉は洋紙質、対生で楕円形〜長楕円形、長さは10〜15cm、幅4〜7cm、全縁、表面は無毛で裏面は脈状に微毛がある。 葉は乾けば青褐色となる。托葉は合生し、広三角形で鋭尖頭、長さ3〜10mm。
枝先の集散花序に疎らに多数のつける。花序枝は初め3又に分かれ、その先に白い花を多数付ける。 花は5深裂し、裂片は線形、中心の花柱は2cm位。液果は球形で径約8mm、黒熟し、4〜6個の種子がある。種子は長さ役4mm。
分布は九州南部から琉球各島。変種にヤエヤマギョクシンカがある。開花は5〜8月。

国頭村 2015.6.19

葉は対生で楕円形〜長楕円形。
国頭村 2009.4.24

(左)国頭村 2015.6.19  (右)伊平屋島 2014.11.26

南城市 2022.5.15

(下)液果は球形で径約8mm、黒熟し、4〜6個の種子がある。
(右)托葉は広三角形で鋭尖頭、長さ3〜10mm。
(左)国頭村 2021.12.17  (右)大宜味村 2023.7.2



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