アツバハイチゴザサ (厚葉這稚児笹) 

イネ科 チゴザサ属
Isachne kunthiana.

山地の林中に生える多年草。茎は始め這い、節から発根し、先は立ち上がり、高さ30〜70cmになる。
葉は披針形で深い緑色で厚みがあり、長さ3〜6cm、幅6〜15mm、下面に疎らな毛があり、縁は白線があり鋸歯縁。
葉舌には長毛がある。円錐花序は高さ3〜4cm、枝は平滑、数個の小穂をつける。
小穂は楕円形、淡灰緑色、長さ2〜2.3mm、2小花からなる。 包頴は同形、同大、厚みがあり、硬い短毛がありざらつく。小花は2個とも両性、同形、同大で内頴側を接して並ぶ。
国内分布は奄美〜琉球諸島。開花は夏。

石垣島 2014.1.4


(左)葉舌には長毛がある。
(中)葉は厚く深い緑色でチゴザサに比べると幅が広い。
葉の縁にはわずかだが白線が見える

石垣島 2014.1.4

石垣島 2014.1.4

恩納村 2018.10.9

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