アラゲコメヒシバ(粗毛小雌日芝)

イネ科 メヒシバ属
Digitaria radicosa var.hirsuta

海岸近くの荒地、貧栄養地等に生える軟弱な1年草。コメヒシバの変種。 稈は短く匍ふくし、節から根を下ろし、開花した稈は直立し高さ5〜7cm。葉鞘、葉の上面、下面に粗い毛を散生する。 葉は長さ2〜2.5p、幅4〜5mm、薄緑色。
花序は2〜3個の総からなり、総は長さ2〜2.5cm、総の花軸は扁平で縁は平滑。小穂は単柄か無柄の物と有柄のものが対になり、 長さ2.5〜3mm、不稔の第1小花と稔性の第2小花からなり、芒はない。包穎は有毛。小花の護衛は小穂と同長。 開花は8〜10月。分布は沖縄以外も自生するが詳細は分からない。日本固有変種。

うるま市 2023.9.25

葉鞘、葉は両面有毛。葉舌は三角形。
うるま市 2023.9.25

うるま市 2023.9.25

開花中の小穂。(右)花軸の縁には鋸歯は見当たらず平滑。
うるま市 2023.9.25

うるま市 2023.9.25

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