アフリカヒゲシバ
別名 ローズソウ

イネ科 オヒゲシバ属
Chloris gayana Kunth

平地の草原、休耕田等に生える1年草〜多年草。南アフリカ原産の帰化植物。
稈は高さ0.8〜1.5m、無毛、太い匍ふく枝を伸ばし、節部から根や稈を出す。
葉は線形で長さ7〜20cm、幅3〜5mm、中央脈に沿って2つ折りとなり、基部に軟毛が入る。
葉鞘の口部と葉舌の上に長い軟毛がある。
穂状花序は稈の頂に7〜15個つき、長さ6〜10cm、無柄の小穂が2列に並ぶ。小穂は淡褐色、長さ3.5mm、3小花からなり、 1個が有性で他は無性。
分布は熱帯、亜熱帯〜暖帯で牧草として栽培され、沖縄では野生化している。開花は9~10月。


恩納村 2015.9.4

(中)葉鞘の口部と葉舌の上に長い軟毛がある。(右)1個の穂状花序に無柄の小穂が2列に並ぶ。
恩納村 2015.9.4

包頴の先は短い芒となり、護頴は長さ3mm、中央脈は伸びて長さ2〜5mmの芒となる。
第二小花、第三小花は無性、第三小花は最も不完全でコップを縦切りにした形の護頴だけからなる。
恩納村 2015.9.4

南城市 2019.1.5

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