ユウレイラン(幽霊蘭)

ラン科 ユウレイラン属
Didymoplexis pallens

山地林下や林縁で梅雨の合間にみられます。高さは5〜10cmの葉を持たない腐生ラン。
根には数個の塊根がつき、 紡錘形で長さ1.5cm、念珠状の2〜3のねじれがある。
総状花序は頂生し、花を数個つける。花は白色で長さ1cm、幅5mm。背萼片と側花弁は基部で、側萼片は互いに合着し、萼片は楕円状長楕円形で 長さ1cm、花弁はやや短く、唇弁は倒三角形で先は切形、歯牙縁で上面に3個の黄色の乳状突起がある。 室果は青緑色で長楕円形、両端はくびれ、長さ17mm、幅8mm、縦に6裂し、種子は糸状。
分布はトカラ列島以南、沖縄島〜石垣島、西表島、魚釣島。開花は5〜6月。

暗い湿った林下でみる白色の儚げな花はまさに名前のイメージ通りですが、最近道路脇の日当たりの良い草地でも見る事があります。
09.5.30


08.6.8

08.6.14

08.6.14


湿った樹林の足元で5〜8cm位の大きさですっと伸びていました。まだ充分開花していませんでしたが
この後数日は梅雨時だけに大雨でしたから、1週間後には多分開花にも会えなかったと思います。
07.6.9
07.6.9

此の場所は日当たりの良い道路沿いの草地です。こんな場所にも生えていたりします。
2012.5.26

国頭村 2020.6.14

うるま市(左)2023.5.28 (右)2023.6.8

トップへ戻る

inserted by FC2 system