ヤリテンツキ(槍点突)


カヤツリグサ科 テンツキ属
Fimbristylis ovata

海岸沿い、又は日当りの良い林縁、林道に生える多年草でやや叢生する。有花茎の高さは15〜40cm。
葉は有花茎より短く幅は約1mm、先はややざらつく。基部の鞘は褐色。苞は小穂より短い。
花序は茎頂に1個(稀に2個)つき、小穂は卵形、黄緑色でやや扁平で光沢があり、長さ10〜15mm。
鱗片は左右に2列に並ぶ。痩果は倒卵形、長さ2.5〜3mm、黄白色、表面は平滑又は小さな瘤状突起がある。
花柱は基部はやや膨れ、縁に刺状の突起がある。柱頭は3岐する。
分布は本州(千葉、神奈川、和歌山)九州、南西諸島。 ⇒ブログ

明るい林道で。名護市 2013.11.30

公園の土手で。国頭村 2014.2.22

鱗片が半分ほど落ち、痩果は熟している。
国頭村 2014.2.22

←苞は小穂より短い。花期の小穂で、花柱が見える。
痩果は倒卵形、長さ2.5〜3mm。表面に瘤状突起が見える。
花柱の基部はやや膨れる。 
(左・中)東村 2014.10.2  (右)国頭村 2014.8.19

うるま市 2018.9.8

うるま市 2018.9.8

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