ヤンバルフモトシダ
(山原麓羊歯))
コバノイシカグマ科 フモトシダ属
Microlepia hookeriana
山地の森林内に生育する常緑性多年草。根茎は横走し、褐毛を有する。葉の高さは40〜70cmでやや接近して出る。 葉柄は長さは10〜20cm前後。中軸と共に褐毛を密生する。
葉面の長さは30〜50cm、線状披針形で両面有毛、 羽片は線状長楕円形で、20〜30対、基部はやや無柄、基部は切り形〜楔形で上側に耳がある。 沖縄本島北部に自生する固有のシダ。
国頭村 2012.3.24
国頭村 2012.7.28
葉身は単羽状、狭楕円形、先端に向けて次第に狭くなり、頂羽片があるが若い葉でははっきりしない。
羽片は無柄で線状披針形。辺縁は浅い鋸歯縁。基部は下側が広いくさび形で、
上側は耳状に突起する。葉裏の表裏面や羽軸に毛がある。
国頭村 12.2.18
胞子嚢は辺縁に並ぶが小さく、羽片の細脈に頂生する。包膜は基部と左側でつき、半コップ状。
新葉の様子。
羽片が切れ込む奇形の葉がありました。
2012.8.1
2012.8.1
2013年12月には同じ場所で羽片の下部も一部深裂しているのもあった。
2013.12.10
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