落葉樹林の林縁や渓谷沿い等の湿った場所に生える雌雄同株又は異株の多年草。匍匐する細い根茎を持つ。
茎は直立して無毛、草丈は高さ30〜80cm。 葉は対生、卵状披針形で先が尖り長さ2.5〜12.5cm、幅1.5〜5cm、鋸歯縁で鋸歯ごとに腺があり、基部に1対の腺がある。 表面には軟毛、裏面に腺点が散生し、脈上に毛がある。葉柄は中部の葉で長さ1.3〜5.5cm。 茎頂近くの葉腋から短い穂状花序を出し、普通単生だが、ややまれに両性し、その場合は上部に両性花、または雌花、下部に雄花がつく。 苞は卵形。雄花は苞に1〜数個つき、萼片は3枚、雄蕊は12〜22本。雌花は苞に1個づつつき、萼片は3枚、子房は2心皮からなり 花柱は2個。刮ハは長さ3mm、幅約6mm。開花は2〜4月。 分布は本州(日本海側、静岡県以西)〜沖縄。朝鮮、中国(中・南部)、台湾、タイ、東ヒマラヤ、ネパール。 |
藍の染料を取る草なので、この名前がついた。 沖縄島では石灰岩山で見られる。 |