ヤブレガサウラボシ(破れ傘裏星)

ヤブレガサウラボシ科 ヤブレガサウラボシ属
Dipteris conjugata Reinw.

山地の林下、林縁の生える常緑性のシダ。
根茎の毛状鱗片は暗色で光沢があり、硬質で長さ1.2cmに達する。
葉柄は長さ2mを超える事があり、褐色からわら色、成熟すると基部の他は無毛。2裂した葉身の裂片は大きく切れ込み それぞれの裂片が更に切れ込む。葉質は硬紙質。緑色〜淡黄緑色、裏面は灰白色。
ソーラスは点状、又は葉脈に沿って 長く伸び、葉身基部から辺縁に向けてほぼ全面につく。
日本では石垣島と西表島のみに分布する。

その名前の通り破れ傘の形をした面白いシダです。この時は雨も降ってて雰囲気満天。


樹林の中で迫力のある群落を作っていました。しばし立ち止まってしまいます。
西表島 2011.7.23

胞子嚢の様子。
西表島 2011.7.23

通常、根茎を長くひいて群生し、根茎上には黒褐色の披針上針先形の鱗片を密生する。
石垣島 2013.2.17

石垣島 2013.10.30
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