森林樹下の落ち葉の中に生える菌従属栄養植物。茎は単一又は数個に分岐し高さは5〜10cmで赤紫色をしている。
地下では白色で細長い根を多数持つ。葉は鱗片状で広卵形、先は尖り、長さ2〜3mm。 総状花序は長さ1〜4cm、上部で3〜9個の花をつけ、暗紫色、上部に雄花、下部に雌花がつく。 雄花の花被は深く6裂し、裂片は狭卵形で長さ約3mm。雄蕊は3個、花糸は短く基部は互いに合生する。 雌花も花被は6裂し、裂片は狭卵形で長さ2.5mm、子房は多数で球状、集合果となり、径3〜4mm、表面はざらつき、 花柱は短く1mm以内。果実期には子房は膨れ、中に1種子がある。種子は栗褐色長楕円形。 分布は本州(新潟、和歌山県以西)〜小笠原諸島、琉球(沖縄島、西表島) 開花は7〜9月。 |
←雌花の花柱は短く1mm以内。 |