日当たりの良い湿地や貧栄養地に生える多年生草本。やや疎らに叢生し、匍ふく枝は出さない。 有花茎の高さは60〜90p平滑、下部に多数の葉を束生する。葉はやや硬く、幅は1.5〜2.5p。 分花序は2〜3個、多少離れて散房状につき、多数の小穂をつける。 小穂は楕円形、濃褐色、長さ3〜4.5mm、少数の鱗片がつき、1〜2個花をつける。 鱗片は卵形、長さ2.5〜4.5mm、濃褐色、鋭頭でやや長い芒を持つ。 痩果は倒卵形、長さ約2mm、表面に横紋状の模様がある。 柱頭は円錐形、長さは痩果の1/2。刺針状花被片は6〜7個。柱頭は2岐する。 分布は本州中部地方以西〜南西諸島。開花は6〜8月。 |