低山地の林縁に生える常緑の藤本。つる性で他のものに巻きつき長さ十数mに達する。 茎は緑色で竹稈状、径5〜10mm。枝は葉鞘に包まれている。葉鞘は円筒形で長さ2.5〜4cm。 葉身は狭披針形で長さ15〜25cm、幅1.5〜4cm、無毛、先端は鋭突して先端は巻きひげとなる。 円錐花序は径6〜15cm、花は多数が密集して無柄、包は鱗片状、花被片は白色で膜質、卵形で長さ約2mm。 核果は球形で径5〜6mm、黄赤色に熟する。開花は5〜6月。 分布は小笠原(父島)、徳之島以南〜琉球。中国、東南アジア、インド、オーストラリア、熱帯〜亜熱帯。 |