トクサイ(砥草藺)

カヤツリグサ科 ハリイ属
Eleocharis ochrostachys


湿地に生える常緑の多年草。根茎は短いが長い匍匐根を出す。
・有花茎はやや束生し、高さ50〜80cm、 円柱形で幅は2〜3mm、時として不明の縦稜があり、光沢がある。・基部の鞘は赤褐色。・小穂は円柱形、長さ2〜3cm、淡緑色。
・鱗片は長楕円状円形、長さ5mm、鈍頭、帯緑色、多脈、背面は丸く広い透明膜。
・痩果は広楕円形、長さ2mm、帯褐色黄色、厚い両凸面形、光沢があり縦条が多い。
・花柱は長さ5〜6mm、三角錐形。柱頭は2〜3個。
・刺針状花被片は6〜7本で痩果の二倍長く、下向きに剛毛がある。・分布は沖縄、西表、与那国、大東。

国頭郡 2015.8.22

よく似るクログワイやイヌクログワイは有花茎の内部は隔膜で仕切られているが、本種の内部は詰まっている。
国頭郡 2015.8.22

(左)基部の鞘は赤褐色。(右)鱗片は長さ5mm、上部は鈍く尖り、透明膜がある。
国頭郡 2015.8.22

痩果は広楕円形、厚い両凸面形、光沢があり縦条が多い。花柱は長さ5〜6mm、三角錐形。柱頭は2〜3個。
国頭郡 2015.8.22


南大東島 2010.12.13

もう一度行ってみたい南大東島のこの場所へ 2010.12.1

西表島 2018.10.17

西表島 2018.10.17

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