タシロスゲ(田代菅)

カヤツリグサ科 スゲ属
Carex sociata

林縁や林床に生える多年草。沖縄ではよく石灰岩の山の林下、林縁でみられます。密に叢生し、匍枝は出さない。有花茎の高さ20〜50cm。 濃緑色で革質の葉は幅3〜8cm、ざらつき硬質。基部の鞘は暗褐色、古くなると繊維状に細裂する。包は葉状で花序と同長か短い。
頂小穂は雄性、側小穂は雌生で1節に1〜4個(先端に短い雄花をつける事がある) 雄鱗片は淡褐色、短芒。雌鱗片は緑白色、鈍頭〜短芒。果胞は雌鱗片と同長かやや長く、狭卵形、有毛、口部は2歯。 痩果は菱形で3稜が目立ち褐色、頂部に環状付属体がある。柱頭は3岐。
分布は九州〜南西諸島。開花は3〜4月。 ブログ.2014.3.10

名護市 (左)2014.3.8 (右)2014.1.31

大宜見村 2013.1.23

大宜見村 2013.6.27

(左)果胞は雌鱗片と同長かやや長く、狭卵形、有毛、口部は2歯。長さ2.5〜3mm。
(右)痩果は密に果胞に包まれ、菱形で3稜、褐色、頂部に環状付属体がある。長さ1.7〜2mm。
大宜見村 2013.6.27

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