タカワラビ(高蕨)
ヒツジシダ

タカワラビ科 タカワラビ属
Cibotium barometz 

山林の渓流や湿った場所に生える常緑大型の多年生草。根茎は短く匍匐又は直立する。
葉柄は黄緑色〜紫褐色、長さ最大90cm以上で基部は長さ1.5cmの黄金色の毛に密に覆われる。
葉は3回羽状に深裂〜全裂し、卵形、長さ最大1.5m以上、幅1m以上、鋭頭、紙質、淡緑色で裏は白色を帯びる。
側羽片は広披針形〜披針形、有柄、最終裂片の辺縁は波状縁。
胞子嚢群は裂片の辺縁(脈端)につき、楕円形、包膜は二弁状で円形〜楕円形。
分布は琉球列島(沖永良部島以南)、中国、台湾、南アジア、東南アジア。

西表の仲間川で。葉の長さは2〜3mもあった様に見えた。
西表島 2007.2.18

国頭村 2011.9.25

国頭村 2012.8.24

(左)葉の芽 (右)葉柄の基部は黄金色の毛に密に覆われる。
国頭村 (左)2012.8.24 (右)2011.11.9

胞子嚢群は脈端につき、2枚の包膜に挟まれる。外側の包膜は円形、内側のものは少し伸びて楕円形となる。
国頭村 2011.9.25




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