山地林やや下の湿った場所に生える高さ6〜10cmの直立する多年草。従菌属栄養植物。全体的に赤紫を帯びる。 根は地中を長く横走する。鱗片葉は卵形で長さ1〜2mmで2〜3個付く。 総状花序は長さ2〜5cmで花4〜10個、上部に少数の雄花、 下部に多数の両性花をつける。(沖縄島の物は今の所雄花が見えない)苞は卵形、長さ約2mm、花柄は長さ3〜10mm、花被は深く4〜6裂し、 裂片は反り返り先に小数の毛がある。雄蕊は4(ー6)個、花糸は短く、葯は横方向に長く約隔付属突起はない。心皮は約20個。白色で楕円形。 花柱は心皮の複面につく 果実は球形で径1.5mm。種子は0.7mm。分布は九州の大隅(高隅山)〜沖縄。 開花は8〜10月。 |