タイワンニガナ(台湾苦菜)

キク科 ニガナ属
Lactuca formosana

草地、路傍に生える1〜2年草。茎は直立分岐し高さ50〜100cm。
葉は互生、下葉は倒卵状長楕円形、長さ12〜15cm、幅5〜8cm、短く鋭尖頭、基部は狭くなり翼のある短柄となり、わずかに茎を抱き、 羽状に裂け葉の先が大きく、裂片は2〜4対で不規則な微凸状歯牙縁、上面は緑色で微毛があり、下面は灰白色で脈上に刺毛がある。 茎葉は長楕円形〜楕円形、長さ7〜11cm、基部は広く茎を抱く。
花序は散房花序で花柄は花時には6〜16cm(花後33cm)。頭花は径2.3cm、総包は円筒形、長さ10〜12mm、外片は卵状長楕円形、 中片は長楕円状披針形。頭花は25〜28花、花は淡黄色、長さ11mm位。
痩果は両楕円形で長さ4〜5mm、扁平で黒色。 冠毛は白色で長さ8mm。
分布は沖縄島、石垣島、西表島、与那国島、台湾。(琉球植物誌を参考)

(左)アキノノゲシと同所に生えていた。草丈85cm。今帰仁村 2024.2.1

(左)下葉は葉先が大きくなり深裂、先は短く尖る。(中)葉の基部が茎を抱く。(右)葉裏の特に中肋に刺毛がある。
今帰仁村 2024.2.1

(左)茎葉の基部。(右)上部の茎には粘着性の短い刺毛があった。
今帰仁村 2024.2.1

(上左)頭花は25〜28花、黄色〜又は淡い紫色を帯びる、径2.3p。(上中)総苞片は淡紫色を帯び、3列。(下左)痩果は黒色で扁平で溝がある。
今帰仁村 2024.2.1

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