タガネソウ (鏨草) 

カヤツリグサ科 スゲ属 タガネソウ節
Carex siderosticta

山地の林内や林縁にはえる多年草。長い匍ふく根をもつ。有花茎は高さ10〜40cm、軟質で平滑。
葉は広披針形で有花茎より短く、幅1〜3cm、柔らかく短毛が疎らにあり、縁はざらつく。
有花茎の葉は退化して苞と同形。 基部の鞘は淡い褐色〜赤褐色。苞は仏炎苞状で葉身は短く刺状。
小穂は雄雌性、時に頂小穂は雄性、1節に1個づつつけ柄があり長さ1〜2cm。
雄、雌鱗片共に卵形、紫褐色の斑点がある。 果胞は長さ3〜4mm、雌鱗片と同長、無毛。痩果は楕円形、長さ2.5〜3mm。柱頭は赤紫色で3岐する。
分布は北海道〜九州。花期は4〜6月。ブログ

(左)兵庫県 2014.5.8 (右)北海道 2014.5.21

根茎は匍ふくして疎らに生える。基部の鞘は淡褐色〜赤褐色。
兵庫県 2014.5.8

(中・右)柱頭は赤紫色で3岐する。(右)開花中。上部が雄花、下部は雌花。
(左・中)北海道 2014.5.21 (右)陣馬山 2015.4.21

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