ソテツ(蘇鉄)

ソテツ科 ソテツ属
Cycas revoluta


主に海岸近くの岩場、石灰岩の崖地に生える常緑低木。雌雄別株。幹は太く柱状で高さ1.5〜8m、径20〜30cm、時に枝分れすることもある。。樹皮は粗く黒褐色。
葉は茎頂に螺旋状について集まり、長さ100〜150cm、幅20〜30cm、1回羽状複葉を多数出し、小葉は長さ10〜20cm、幅1cm程の線形で多数付き、全縁、 縁は裏面に多少反り、表面は深緑色で光沢があり、裏面は淡緑色で軟毛がある。
花は幹頭の葉間から出て、雄花は黄色い大型の円頭状の球花で、30〜70cm、多数の小胞子葉からなり、栗粒大の小胞子嚢を密布する。 雌花序は30〜40cmの半球形で多数の羽状に分かれた心皮からなり、この心皮の根元に胚珠があり、果実になる。種子は成熟すると朱色になる。 分布は九州南部(宮崎県以南)〜琉球列島、中国南部、台湾。

(左)うるま市 2022.12.23 (右)雌株 国頭村 2022.6.6

雄株(左)うるま市2013.6.27 (右)国頭村 2022.6.6

雌株 (左)うるま市2013.6.27 (右)国頭村 2022.6.6


新葉   本部町 2016.6.17

蘇鉄の実です。昔食料のない時に代用で食べたと聞きますが、実は栗の様ですが、アクが強く
あまり美味しいとはいえないそうです。一株の中に数百個はある様で、下の写真ので50個はある様です。



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