海岸の岩場、砂浜、その近くの草地でみられる多年草。全体が無毛、小型でやや叢生し、短い根茎を持つ。 有花茎は高さ15〜40cm、平滑で硬く、光沢がある。 葉は線形、扁平、辺縁は内曲し、幅1.5〜3mm。 基部の鞘は褐色〜濃褐色。 花序は散房状で多数の小穂がつく。小穂は卵形〜長楕円形、長さ3〜6mm、褐色、 5〜15個の花をつける。 鱗片は広卵形、長さ3〜5mm、褐色。痩果は長さ0.8〜1mm、黒褐色、柱頭は2岐又は3岐する。 花期は7〜12月。 分布は本州(茨城県、新潟県以西)伊豆半島、四国、九州(奄美大島)〜琉球諸島(沖縄島)台湾、中国、インド等。 |
この場所の物は名護市の高台の公園の中で、柱頭が3岐していたので、 暫く別のものと考えていましたが、 最近になって詳しい方にお尋ねしたら、 柱頭が3岐するシオカゼテンツキもあると教えて頂きました。(2021年6月) |