山地常緑樹林下に生える高さ8〜20cmの常緑多年草。茎は初め匍ふくし、その先で立ち上がる。 葉は互生で斜卵形〜狭卵形、3〜5個、長さは3〜4cm、先は尖り、基部は円形で短い柄があり、縁に細い皺がある。 花茎は直立し赤褐色で軟毛があり2〜3個の苞がある。 茎頂に出来る総状花序には1〜3個の花がつき、。花は赤褐色を帯びた緑色で、たまに緑花もみられる。 がく片は広披針形、側萼片は菱状卵形で開出、強く下向きに反り返って咲く。唇弁の基部は楕円状にふくれ、内面に太い腺毛がある。 分布は九州南部〜琉球。開花は10月。 |
国頭村 2008.10.4 |
根はほふくしてその先が直立して葉をつける。 葉は卵形で3〜4枚付き葉脈の模様が目立つのもある。 国頭村 08.8.23 |