シマニシキソウ(島錦草)
タイワンニシキソウ

トウダイグサ科 ニシキソウ属
Chamaesyce hirta

荒地、草地、路傍で見かける1年生草。全株に荒毛がある。茎は多少分岐し、枝は斜上して高さ、20〜40cmで赤色〜紫色を帯びる。 葉は対生、楕円状長楕円形、長さ1.5〜3.5cm、先は尖り、基部は不対称のくさび形、上面には通常紫色を帯びた雲紋が出る事がある。 托葉は離生し、狭三角形で。茎は赤褐色の毛に覆われ、切ると乳汁がでる。
花は葉腋に出来る集散花序は球状になりに1mm位の小さな花を多数つける。総苞は長さ0.7mmで外側に赤い硬毛が生える。 腺体は4個、周りに白い付属体がある。室果は広卵形で3稜があり、長さ1.3mm、幅1.5mm、白い短毛に覆われる。種子は褐色で長さ0.7〜0.8mm、4稜があり横向きに皺がある。
分布は九州〜沖縄、小笠原。開花は周年。熱帯アメリカ原産の帰化植物。

(左)恩納村 2011.11.26 (右)国頭村 2022.3.17

開花期の花序。総苞は長さ0.7mmで外側に赤い硬毛が生える。
国頭村 2022.3.17

名護市 2008.11.8

茎を分岐して広がる株。右側はハイニシキソウ。
東村 2023.10.29

果実期の花序。腺体は4個、周りに白い付属体がある。
宜野湾市 2023.10.20-1

室果は広卵形で3稜があり、長さ1.3mm、幅1.5mm、白い短毛に覆われる
東村 2023.10.29

(右)種子は褐色で長さ0.7〜0.8mm、4稜があり横向きに皺がある。
東村 2023.10.29

(左)托葉 (右)茎は赤褐色の毛に覆われ、切ると乳汁がでる。
東村 2023.10.29

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